2013年5月8日水曜日

ラーマヤーナの物語

バリ島にはケチャダンスという伝統的な踊りがあります。









男たちが円陣を組み、腕や首、体全部を使って「チャチャチャ」と叫びながら踊ります。

このダンスの中央では、ラーマヤーナというヒンドゥの神話を舞台劇としたものが繰り広げられていました。






私がケチャダンスで見たラーマヤーナのお話。



ガンジス川の流域にコーサラ国という国がありました。

コーサラ国のラーマ王子、その妃のシータ、双子の弟のラクシュマナは国を追放され森へ逃げていました。

魔王ラヴァーナはシータを誘拐しようと計画します。

魔術師が金色の鹿に化けてシータの前に現れると、シータは魔法にかかり、ラーマにその鹿をとらえてほしいと懇願します。
ラーマは弟のラクシュマナに妃を託し、鹿を追いかけていきます。

シータは遠くからラーマ王子の助けを求める声を聴いたような気がして、ラクシュマナに様子を見にいくようにいいます。
しかし兄からシータを託されていたラクシュマナは激しく葛藤します。
その様子を見たシータは兄を差し置いて自分を物にしようとしているのではないかと疑います。
兄への忠誠心を示すため、ラクシュマナは兄を探しにシータをひとり置いていくのでした。

魔王ラヴァーナは老人に化けて1人になったシータを誘拐し城に閉じ込めてしまいます。

白い猿の王のハヌマンがシータを助けにいきます。
シータは最初ハヌマンをまた敵が化けていると疑いましたがラーマから預かってきた指輪をハヌマンが見せると、自分の櫛をハヌマンに渡し、夫に無事を伝えます。

ハヌマンは城を壊し逃げ出そうとしますが、つかまり火のなかにいれられます。
危機一髪のなか、なんとか逃げることができたハヌマン。


ここで物語は終了。



私は、インドの伝統的なヨガを習っていますが、
ヨガのアーサナ(ヨガのポーズ)にはひとつひとつ意味があり
このラーマヤーナの物語とも関係しているようです。





今まで何種類かヨガをしてきたけれど、どれも体が一時すっきりするだけ。

このインドの伝統的なヨガをしたとき、直感的に

「これは本物だ」

と感じました。






頭では意味がわからないこと。

でも、私の体があらかじめ知っていること。







バリ島で最南端にあるお寺。

最南端には、すべての神様が集まるのだとか。

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